ロボット掃除機・ルンバは買わない方がいい
お掃除ロボットといえば、アメリカ・アイロボット社の「ルンバ」が有名ですが、今は買わない方がいいでしょう。
いろんなサイト(ホームページ)上で、”最新機種”として「ルンバ527」、「ルンバ537」、「ルンバ577」が紹介されているからです。
2011年10月7日に、”本当の最新機種”として、「ルンバ760」、「ルンバ770」、「ルンバ780」が発売される予定です。
在庫品の消化を急ぐ必要もあり、魅力的な価格を打ち出しているケースもあります。しかし、あと数週間で新しいルンバが発売されるので、せめて”現行機種”くらいの表現にし、新機種が発売されることもわかるように告知するべきでしょう。
新旧のルンバの違いを納得し、価格的魅力で現行ルンバを買われる方もいるはずです。何も知らずに買ったお客さまから、後々クレームが発生する事態は避けましょう。(販売されている方へ)
ルンバを開発したアイロボット社は、米国マサチューセッツ工科大学で人工知能を研究していた科学者3名で立ち上げた、ロボット専業のメーカーです。
その高い技術力で開発されたロボットは、人命救助や、海洋探査、ピラミッドの発掘調査など多方面で役だっています。
そして、2002年9月に初の家庭用ロボットになる自動掃除機ルンバを手頃な価格帯では発売しました。
この時に、ルンバは日本で発売されませんでしたが、奇しくもその翌月の10月1日に東芝から家庭用自走式掃除機「ECL-TR1」が国内で発売されました。
しかし、あまり印象には残っていません。30万円近い価格設定もあり、知らない間に消えてしまいました。
この商品は東芝が自社開発したものではなく、当時、販売提携していたスウェーデンのElectrolux社のものでした。
テストマーケティング的な意味合いが強かったのかもしれません。
9年後の2011年10月1日、東芝(東芝ホームアプライアンス)はスマートロボットクリーナー「Smarbo(スマーボ) VC-RB100」を発売します。
国内メーカーが本格参入するということは、今後、「お掃除ロボット市場」が拡大すると判断したからでしょう。実勢売価が90,000円程度と予想されているのも、ある程度の本気度が感じられます。
日本国内の掃除機販売台数は年間約500万台で、750億円の市場規模です。国内生産はその内200万台程度ですので、300万台は海外で生産されたものや、「ルンバ」や「ダイソン」などの海外メーカーの
ものが占めています。
掃除機は平均すると、1台あたり15,000円程度です。お掃除ロボット市場に国内メーカーが参入してくれば、単価も上がり、大きく市場が拡大する可能性を秘めています。
今後、東芝以外のメーカーもお掃除ロボットの開発や発売を表明してくるかもしれません。
ルンバが登場し家電量販店などで実演されているのを見たとき、ここまで普及するとは思いませんでした。アイロボット社がえらいのは、日本のユーザーの声を重要視したことです。
世界で最も厳しい眼をもったユーザーからの意見を真摯に聞き入れ、商品の改善に努めてきたのです。
そういう地道な努力を続けてきたので、品質を高めてこれたのだと思います。
そのアイロボット社から、10月7日に新商品が発売されるわけです。日本のユーザーの声が反映された改善や先端技術が導入された新たな機能も期待できます。
そのため、ロボット掃除機・ルンバは”今は”買わない方がいいのです。東芝の「スマーボ」もぜひ実物を見て、検討の対象にあげた方がいいでしょう。
新ルンバでは、最下位グレードの「ルンバ760」にも自動充電機能とスケジュール機能が搭載されるので、お掃除をおまかせできます。それと全機種共通で、バッテリーの制御が改善され、電池も持ちが1.5倍になっています。
これは、ルンバのデメリットの一つですが、バッテリーを毎年交換する必要がありました。価格は1万円程度しますので、1年半に一度の交換は経済的にも助かります。掃除機ですので、電力の消費も多く、バッテリーも劣化しやすいのです。
今回、発売される「ルンバ760」、「ルンバ770」、「ルンバ780」は当然、日本向けの仕様になっていますが、円高の中、並行輸入で海外仕様の製品もかなり入ってきているようです。
価格面でのメリットは大きいでしょうが、日本国内での使用に支障があったり、日本向けのものと機能が違うなどもあり得ますので、購入にあたってはよく確認された方がいいでしょう。
参考まで、これまで発売されてきたルンバの品番をご紹介しておきます。
2007年10月 発売
ルンバ520
ルンバ530
ルンバ570
2008年11月 発売
ルンバ520J
ルンバ530J
ルンバ570J
現行品
ルンバ527
ルンバ537
ルンバ577
2011年10月7日 発売(予定)
ルンバ760
ルンバ770
ルンバ780
※海外仕様品
ルンバ550
ルンバ560
ルンバ610
10月にどんな「ルンバ」と「スマーボ」が登場するか、楽しみですね。
ルンバでおそうじチャチャチャ
【10月1日発売】【送料無料】東芝ロボット掃除機 「スマートロボットクリーナー Smarbo」 VC-R…
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お掃除ロボット、アイロボット社、スマーボ、バッテリー、ルンバ、ルンバ760、ルンバ770、ルンバ780、ロボット掃除機、runba、Smarbo2011年9月19日 | コメント/トラックバック(0)|
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